[サンパウロ 25日 ロイター] - ブラジル大統領選で、ルラ元大統領のボルソナロ大統領に対する支持率リード幅が狭まり続けている。ただ、ボルソナロ氏の統治を評価しない有権者はなお圧倒的に多い。
調査会社のFSBペスキサが25日発表した世論調査によると、第1回投票におけるルラ氏の支持率は41%、ボルソナロ氏は32%で、その差は先月の前回調査時の14ポイントから9ポイントに縮小。新型コロナウイルス感染流行対応への注目が薄れ、今年に入り大統領が巻き返している状況があらためて浮彫となった。
また、調査では決選投票が行われた場合、ルラ氏が支持率52%対37%でボルソナロ氏に勝利する見通しとなり、前回の54%対35%から差が縮まった。
一方、ボルソナロ氏の統治を評価しないとの回答は全体の61%で、前回と同水準だった。
調査は4月22─24日、潜在有権者2000人に電話インタビュー形式で実施。誤差はプラスマイナス2%ポイント。