[シドニー 26日 ロイター] - クリテンブリンク米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は26日、米国は南太平洋のパプアニューギニアと安全保障協力を強化する意向だと述べた。米国は、近隣のソロモン諸島と中国が最近署名した安全保障協定に対して警戒を強めている。
米代表団は先週、フィジー、パプアニューギニア、ソロモン諸島の太平洋島しょ国を歴訪した。
クリテンブリンク氏は電話会見で、米代表団がパプアニューギニアのマラペ首相と会談したとし、数カ月以内に安保協力について議論する計画だと説明。安保協力を強化したいという意向が双方にあると述べた。
中国とソロモンが締結した安保協定について「十分精査されておらず全く不透明だ」と指摘。こうした懸念は近隣諸国やソロモン諸島の国民の間にもあると語った。