[ワシントン 27日 ロイター] - 女性初の米国務長官を務めたマドレーン・オルブライト氏の葬儀が27日、ワシントン大聖堂で営まれ、歴代の大統領らが参列した。
バイデン大統領は、オルブライト氏は歴史の潮目を変えた「自然の威力」であり、北大西洋条約機構(NATO)強化と活性化の原動力となったと称賛した。
オルブライト氏は1997─2001年に国務長官を務めたほか、教授、ビジネスパーソン、母親、祖母としての顔も持った。3月23日、がんのため84歳で死去した。
夫のビル・クリントン元大統領にオルブライト氏の国務長官起用を推奨したことで知られるヒラリー・クリントン元国務長官は、「われわれは再び彼女(オルブライト氏)の人生の英知と公的な奉仕を心に留める必要がある。ウクライナの戦場からわが国の議会議事堂襲撃まで、独裁者とデマに立ち向かおう」と述べた。トランプ前大統領は葬儀に参列しなかった。
葬儀には、オバマ元大統領とミシェル夫人、ゴア元副大統領のほか、ブリンケン国務長官を含む現職閣僚らが参列した。