[26日 ロイター] - 10月のブラジル大統領選に向けた世論調査で、ルラ元大統領が現職のボルソナロ大統領を一段と引き離している。
世論調査会社ダッタ・フォーリャが26日公表した調査によると、ルラ氏の支持率は48%、ボルソナロ氏の支持率は27%。3月時点の調査では、それぞれ43%、26%だった。
決選投票では、ルラ氏がボルソナロ氏を25ポイント引き離すと予想されている。3月時点では21ポイントだった。
政治アナリストのアンドレ・セザル氏によると、ボルソナロ氏は、高インフレや燃料価格の高騰で支持率が落ち込んでおり、有権者の間でルラ氏に対する反感が薄れている。
セザル氏は「今回の調査結果は、ルラ陣営には素晴らしいニュースだ。ボルソナロ氏は思いがけない解決策を打ち出す必要がある」と述べた。