[ロンドン 7日 ロイター] - 信任投票で続投が決定したジョンソン英首相は7日、閣僚と会合を開いた。首相は「仕事をこなしていく」と表明、数週間以内に発表する新たな政策について説明した。
信任投票は信任が211票、不信任が148票。不信任票の割合は41%と大きく、ジョンソン氏の指導力にとって打撃となり、支持回復に苦戦を強いられるとみられる。
首相の最初の課題は、辞任を迫られていた場合に次期党首選に立候補していた可能性がある有力閣僚らに対し、指導力に対する疑問を払拭できると説得することにある。
首相は、閣僚に対し支持への謝意を表明。消費者・企業・政府のコスト削減に向けた改革の断行を呼びかけた。
「敵が話したがっている問題に区切りをつけることができる。国民が話し合ってほしいと考えていることについて話をすることができる」と述べた。
首相官邸の声明によると、7日の会合では養育費の削減や自宅購入支援といった新政策など、今後数週間のビジョンを示す。
首相は「国民が最も気にかけていることをうまくやり遂げるのが、この政権だ」とし、「われわれは懸命に働くイギリス国民の味方であり、仕事をこなしていく」と表明した。