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アルジェリア、スペインとの友好条約停止 西サハラ巡り緊張高まる

発行済 2022-06-09 09:21
更新済 2022-06-09 09:27

[アルジェリア/マドリード 8日 ロイター] - アルジェリアは8日、同国が2002年にスペインと結んだ友好善隣協力条約の停止を決定した。スペイン旧植民地の西サハラを巡りスペインとの緊張が一段と高まった。

これを受けてアルジェリアの銀行協会は声明を発表し、スペインからの輸入を停止するよう国内銀行に通知した。

友好善隣協力条約は、移民流入の管理と人身売買対策における両国間の強力関係を強化することを目的としている。

アルジェリアは隣接する西サハラの独立派「ポリサリオ戦線」を支援しており、モロッコが西サハラに自治権を与える計画をスペインが3月に支持すると表明したことを受けて強く反発していた。

アルジェリアはスペインに天然ガスを供給しているが、アルジェリアのテブン大統領はこの問題で供給契約を破棄することはないと述べていた。

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