[ウェリントン 7日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は7日、太平洋諸島フォーラム(PIF)のような地域的機構は地域の問題を解決する上で重要だと指摘し、地域の安全保障問題は地域で解決するべきとの認識を示した。
ソロモン諸島との安全保障協定締結を受けて太平洋島しょ国への中国の影響力拡大を巡る懸念が高まる中、来週フィジーでRIF加盟国の首脳会談が開催される。
アーダーン氏はオーストラリアのシンクタンク、ローウィー研究所で講演し「NZは地域の課題に対処する手段としてRIFにコミットしている」と表明。
「重要なのは地域の安全保障上の課題が地域で解決されることで、何よりもまず加盟国がRIFの安全保障に対処することだ」と述べた。
中国はソロモン諸島との協定に続き、太平洋島しょ国10カ国と警察活動、安全保障、データ通信分野での地域的な協力に関して協定を締結することを目指している。