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中国軍、南シナ海で米駆逐艦「領海不法侵入」 米は「虚偽」と反論

発行済 2022-07-13 14:17
更新済 2022-07-13 15:46
© Reuters.  7月13日、中国軍は13日、南シナ海の西沙(パラセル)諸島付近の海域に入った米駆逐艦を監視・駆逐したと発表した。米軍の行動は中国の主権と安全を著しく侵害するものだとして

[北京 13日 ロイター] - 中国軍は13日、南シナ海の西沙(パラセル)諸島付近の海域に入った米駆逐艦を監視・駆逐したと発表した。米軍の行動は中国の主権と安全を著しく侵害するものだとして反発している。

© Reuters.  7月13日、中国軍は13日、南シナ海の西沙(パラセル)諸島付近の海域に入った米駆逐艦を監視・駆逐したと発表した。米軍の行動は中国の主権と安全を著しく侵害するものだとして反発している。写真は『ベンフォールド』。提供写真(2022年 ロイター/U.S. Navy)

人民解放軍南部戦区の田軍里報道官は「7月13日、米軍の誘導ミサイル駆逐艦『ベンフォールド』が中国政府の承認なしに中国の西沙領海に不法侵入した」と指摘。声明文で「(この行動は)南シナ海の平和と安定を著しく損ない、国際法と国際関係準則に著しく違反した」とした。

一方、米海軍はベンフォールドが「国際法にのっとり、パラセル諸島付近の南シナ海で航行の権利と自由を行使した」と発表。今回の任務に関する中国の声明は「虚偽」で、「米国の合法的な海洋活動を偽って伝え、過剰で違法な海洋上の権利を主張する」ものだと反論した。

その上で、米国は国際法が許す限り、あらゆる国の飛行、航行、活動の権利を擁護しており、中国の主張によって自国の活動が阻止されることはないとした。

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