[バンコク 23日 ロイター] - タイ下院は23日、プラユット首相ら閣僚11人に対する不信任決議案を採決し、いずれも否決した。
不信任案は、汚職や経済政策の失敗を理由に野党が提出。プラユット氏を巡る投票は信任が256票、不信任が206票だった。
これによりプラユット氏は来年3月の任期まで首相の座を確保。11カ月以内に実施される総選挙に向け、最後の大きな試金石を乗り越えた格好となる。
プラユット氏は陸軍司令官だった2014年、クーデターで全権を掌握した。19年に議会で首相に選出されて民政に移管して以降、不信任案決議は4回目となる。