[ブエノスアイレス 1日 ロイター] - アルゼンチンのブエノスアイレスで1日、クリスティナ・フェルナンデス副大統領に男が至近距離から銃を突き付ける事件があった。男は引き金を引いたが銃弾が発射されず、副大統領にけがはない。当局者らが明らかにした。
アルベルト・フェルナンデス大統領はテレビ演説で事件について説明し、「アルゼンチンで民主主義が復活して以降、最も深刻な事件だ」と述べた。
大統領によると、銃には5発の銃弾が装填(そうてん)されていた。
副大統領は汚職容疑で裁判中で、この日はブエノスアイレスの自宅前に多数の支持者が集まっていた。動画には、フェルナンデス氏が支持者に対応している際、男が頭に銃を突き付けている様子が映っている。男はその場で拘束された。当局は、ブラジル国籍の35歳の男だと発表した。