[台北市 5日 ロイター] - 太平洋の島国ツバルのナタノ首相は5日、台湾を訪問し、永続的な関係を維持する立場を貫くと強調した。中国が太平洋島しょ国地域で影響力を拡大する中、台湾の蔡英文総統は謝意を表明した。
ツバルは台湾と完全な外交関係を維持する14カ国の一つ。米中が影響力を競う太平洋地域ではツバルを含め4カ国が台湾と外交関係を維持している。
ナタノ首相は台北で開かれた歓迎式典で「われわれは中華民国(台湾)の永続的かつ忠実な同盟国であり続けるという約束を堅持する」と表明。「民主主義、信頼、人権、個人の自由という原則の上に築かれた両国の外交関係の礎を私は認識している」と述べた。
これに対し蔡総統は、双方の強い友好関係をたたえた上で、ツバルが国際社会の場で台湾のために発言し、台湾の国際参加を支援していることに謝意を示した。