[5日 ロイター] - 中国四川省西部の山間部で5日正午過ぎ、2017年以来の規模となるマグニチュード(M)6.8の地震が発生した。この地震で40人以上が死亡、省都の成都でも揺れを観測した。
中国地震台網中心(CENC)によると、震源は省都成都の南西約226キロメートル。数分後に雅安市でM4.2の余震が発生した。湖南省の長沙や陝西省西安でも揺れを感じたという。
国営の中国通信社(CNS)によると、震源地の瀘定では立っていられないほどの強い揺れが起こり、一部の家屋に亀裂が入った。
SNS(交流サービス)には照明が揺れる様子や、人々が建物から外に飛び出す様子を映した動画が投稿された。
国営テレビによると、震源地から半径20キロメートル以内に3万9000人、半径100キロ以内に155万人が住んでいる。
雅安市は2013年に100人以上が死亡する大地震に見舞われている。