[ワシントン 7日 ロイター] - 6─7日実施のロイター/イプソス調査では、トランプ前米大統領の標語「米国を再び偉大に」の頭文字から呼び名が付けられ、支持者やその運動を指す「MAGA(マガ)」について、米国の民主主義の根幹を脅かしているとの回答が全体の58%を占めた。
共和党支持の回答者のうちでも、MAGAが共和党の大多数を代表しているとは思わないとの回答は60%になった。
バイデン米大統領は1日の国民向け演説で、トランプ前米大統領や同氏に傾倒する野党共和党議員らが「米国の根幹を脅かす過激思想の象徴だ」と批判していた。
もっとも今回の調査では、1日のバイデン氏の演説が米国をさらに分断させるとの回答も全体の59%に上った。同演説の中継を視聴したり後からニュースなどで知ろうとすることを全くしなかったとの回答も、全体の約50%あった。
バイデン氏の大統領としての仕事ぶりを評価するとしたのは全体の39%にとどまった。トランプ氏の大統領時代の同様の調査の最低時を大きく上回る数字にはなっていない。
調査対象は全米の成人1003人で、民主党支持者が411人、共和党支持者が397人。