[ワルシャワ 10日 ロイター] - ポーランドの首都ワルシャワのロシア大使館前で10日、ロシアのテロ国家指定と外交官追放を求めて多数の人が抗議集会を行った。ウクライナの複数の都市に対するミサイル攻撃で少なくとも11人が死亡した事態を受けた。
ポーランドは国内でロシアのウクライナ侵攻に反対する声が強く、ウクライナを最も強力に支持する国の一つ。侵攻開始以来数百万人の難民を受け入れている。
キーウ(キエフ)出身でワルシャワに住む学生は「家族は全員ウクライナに残った。どうすれば支援できるのか分からず、とにかくウクライナを支持しようとこの集会に参加した」と述べた。
集会参加者は多くがウクライナ国旗を身に着け、「ロシアはテロ国家」と書かれたプラカードを掲げるなどした。
40歳の税理士は「ロシアは善良な民間人を爆撃しているため、テロ国家指定を要求する」と語った。
集会主催者代表は参加者を2000人前後と発表。警察の広報担当者は参加人数に関するコメントを控えた。