[ワシントン 11日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は11日、ウクライナへの高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」の輸送を加速化させていると明らかにした。
ロシアは10日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)やリビウなど複数の都市をミサイルで攻撃。プーチン大統領は同日、クリミア半島とロシア本土とを結ぶクリミア大橋で8日に起きた爆発の報復だと表明した。
カービー氏は記者会見で「NASAMSをできるだけ早くウクライナに輸送したいと考えている」とし、「最初の2基をごく近い将来にウクライナに届ける軌道に乗っている」と述べた。
米政府はこれまでに8基のNASAMSをウクライナに提供することを承認。このうち2基は近く輸送し、残りの6基は長期的に提供するとしていた。