[13日 ロイター] - ロシア政府は13日、ウクライナにおける「特別軍事作戦」の目標は変わっていないとしつつも、交渉によって達成できる可能性があるという見解を示した。
ペスコフ大統領報道官はロシア紙イズベスチヤに対し、「方向性は変わっておらず、われわれの目標達成に向け特別軍事作戦は続いている」としつつも、「ロシアは目標達成のために、交渉にオープンであると繰り返し表明してきている」と語った。
ただタス通信によると、ペスコフ氏はカザフスタンのテレビに対し、ロシアに対する西側の「敵対的」な態度を踏まえると、近い将来に西側と協議できる見込みはないと述べた。
ラブロフ外相は今週、ウクライナ侵攻を巡り、米国を含む西側諸国との協議に前向きな姿勢を示していたが、「ロシアは協議に向けた真剣な申し出を受けていない」と述べていた。
13日にはイズベスチヤ紙に対し「具体的で真剣な提案があれば、われわれはそれを検討する用意がある」とし、「何らかのシグナルがあれば、検討する用意がある」とも述べた。