[ワシントン 17日 ロイター] - トランプ前米大統領がこのほど、自身が行った対イスラエル政策をユダヤ系米国人が十分称賛していないと述べたことについて、ホワイトハウスのジャンピエール報道官は17日、「侮辱的で反ユダヤ主義的」との見解を示した。
ジャンピエール氏は記者団に「周知の通り、トランプ氏の発言は反ユダヤ主義的」だとし、ユダヤ人とイスラエルの双方に侮辱的だと述べた。
トランプ氏の広報担当者はコメント要請に応じていない。
トランプ氏は16日、自身のSNS(交流サイト)アプリ「トゥルース(真実)・ソーシャル」で、ユダヤ系米国人は「手遅れになる前にしっかりする」必要があると投稿。ユダヤ系米国人は米国とイスラエルの両方に対して二重の忠誠を誓っており不誠実と暗に示唆したと受け取られ、非難が続出した。
トランプ氏は「私ほどイスラエルに尽くした大統領はいない」とした上で、特に米国に住むユダヤ人よりも素晴らしき福音派主義者の方がこの実績をはるかに評価していることはある意味で驚きだと指摘した。