[国連 20日 ロイター] - 国連のドゥジャリク報道官は20日、グテレス事務総長はウクライナでの戦争について非常に明確に発言しており、それによってロシアとの対話が妨げられている事実はないとの見方を示した。
ロシアのポリャンスキー国連次席大使は19日、イランから供与されたドローン(無人機)をウクライナへの攻撃に使用したとされる問題で国連が調査団をウクライナに派遣した場合、グテレス氏との協力関係を見直すことになると警告した。
ドゥジャリク氏は「ウクライナでの戦争、ロシアの行為について事務総長は非常に明確に発言してきた」とした上で「そのことによって、われわれが扱うさまざまな問題だけでなく紛争に関連した多くの問題について、ロシアとの継続的な対話が阻まれたことはない」と記者団に述べた。
イランとロシアは、グテレス事務総長がウクライナに専門家を派遣して無人機について調査する義務はないと主張している。
ドゥジャリク氏は「国連は加盟国が注意喚起するいかなる情報も分析する用意がある」と述べた。