[ロンドン 20日 ロイター] - 英政府は20日、ウクライナ侵攻を続けるロシアにイランが自爆型ドローンを供与し、ウクライナの市民やインフラが攻撃されているとして、イラン軍関係者3人と防衛機器メーカー1社を制裁対象にしたと発表した。
英外務省の声明によると、3人はウクライナ攻撃に使われたドローン供与にいずれも個人的に関わっており、資産凍結と渡航禁止の対象になる。イラン企業はドローンを製造する軍需企業シャヘド・アビエーション・インダストリーズで、資産を凍結する。
声明はロシアのプーチン大統領によるウクライナへの残酷で違法な攻撃をイランが支援しているのは遺憾とし、「イランが世界の安全保障を不安定化している明らかな証拠だ」とした。
イランもロシアも、ロシアへのドローン供与や、供与されたドローンのウクライナ攻撃への使用を否定している。米国はイランの否定はうそだとしている。