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ウクライナ・ヘルソン市で外出禁止令、1時間後に撤回

発行済 2022-11-05 01:24
更新済 2022-11-05 03:28

[4日 ロイター] - ウクライナ南部ヘルソン州の副知事を名乗る親ロシア派、キリル・ストレモウソフ氏は4日、ロシアが占領するヘルソン市で24時間の外出禁止令が発令されたと発表した。

対話アプリ「テレグラム」に投稿された動画で「テロ攻撃からヘルソン市を守るため」に外出禁止令が必要と指摘。前線地域でウクライナの車両が目撃され、攻撃が行われる可能性があるとし、ヘルソン市から市民を避難させるよう改めて呼びかけた。

© Reuters. ウクライナ南部ヘルソン州の副知事を名乗る親ロシア派、キリル・ストレモウソフ氏は、ロシアが占領するヘルソン市で24時間の外出禁止令が発令されたと発表。しかしその約1時間後に撤回した。写真は10月31日、ヘルソン市で撮影(2022年 ロイター/Alexander Ermochenko)

しかしその約1時間後、ストレモウソフ氏は別の動画を投稿し、いかなる制限措置も発令されていないと言明した。先に投稿した動画は編集され、「外出禁止令」の言及のない動画が再投稿された。

ストレムソフ氏が外出禁止令に関する自身の発言を撤回した理由は不明。ロイターは、ヘルソン市での外出禁止令発令の有無について確認できていない。

これに先立ち、プーチン大統領も4日、ウクライナのヘルソン地域の民間人を紛争地域から避難させるべきだと訴えた。国営テレビで放送され、国営ロシア通信(RIA)が報じた。自身が「併合」したと主張する地域の状況が悪化していることを初めて認めた発言だ。

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