[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ前米大統領の弁護団が裁判所の指示に基づき最近行った機密文書持ち出しに関する調査で、フロリダ州パームビーチに同氏が保有する倉庫で少なくとも2件の機密文書が見つかったことが、事情に詳しい関係者の話で7日、明らかになった。
関係者によると、弁護団は倉庫を含む4棟の建物を調査したという。
司法省はトランプ氏が2021年1月の大統領退任後に最高機密を含む政府文書を持ち出し、法律に違反した疑惑を調査している。
連邦捜査局(FBI)は8月にパームビーチにあるトランプ氏の邸宅マールアラーゴの家宅捜索で数千件の文書を押収し、そのうち約100件が機密文書だった。
検察は、FBIが捜索を行った際にトランプ氏あるいは側近らが司法妨害に当たる行為を行ったかどうかも調べている。当局者は、さらに多くの機密文書が行方不明になっている可能性があるとこれまでに述べている。