[ケープタウン 13日 ロイター] - 南アフリカの議会は13日、不正資金疑惑が浮上しているラマポーザ大統領の弾劾手続きを実施しないことを決定した。
ラマポーザ氏は16日から始まる与党のアフリカ民族会議(ANC)党大会で、党首選に臨む。党首として再任されれば、2024年の議会選を経て大統領として続投する公算が大きくなる。
ラマポーザ氏を巡っては、同氏の所有する不動産で2020年に起きた現金の盗難事件を巡り疑惑が浮上。独立の調査委員会は11月30日、同氏が就任宣誓に反した予備的証拠があると指摘した。
ANCが過半数を占める議会(400人)中、214人が弾劾委員会の設置に反対した。148人が賛成、2人が棄権した。ANCの所属議員5人が賛成に回った。