[ジュネーブ 20日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のウクライナ代表ヤルノ・ハビット氏は20日、スイス・ジュネーブでのオンライン会見で、ロシアによる侵攻の長期化によりウクライナで最大1000万人が不安症やストレス症状や心的外傷後ストレス障害(PTSD)など、何らかのメンタル障害になるリスクがあると指摘した。
推計はウクライナの人口の約4分の1に相当する。
ハビット氏はロシアによるウクライナのインフラ破壊を念頭に、冬の冷え込みや暖房不足で呼吸器系疾患が冷えるとも警告。停電で街路が暗いため自動車事故につながることも挙げ、「大きな試練」の状況になっていると指摘した。