[イスタンブール 5日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は5日、シリアとの新たな和平プロセスの一貫として同国のアサド大統領と会談する可能性があると明らかにした。両国は対立しているが、先週には2011年のシリア内戦開始以来で最高レベルとなる国防相の会談が実現した。
10年以上に及ぶシリア内戦で、トルコは反政府勢力を支援しているのに対し、ロシアは政府側を支援している。内戦により数十万人が死亡、数百万人が避難を余儀なくされ、地域や世界の各勢力が介入している。ただ、戦闘は当初に比べて沈静化している。
エルドアン氏はアンカラで演説し、モスクワで行われた国防相会談という節目の次の一歩はトルコ、ロシア、シリアの外相会談による交流促進になると発言。「外相会談を実現した後、状況次第になるが首脳会談を行う」と述べた。