[バンコク 9日 ロイター] - タイのプラユット首相は9日、同氏支持派の新党「タイ団結国家建設党」の下で国の指導者としての職務を継続する意向を示し、今年予定されている選挙に同党の首相候補として臨み、続投を目指す考えを示唆した。
プラユット氏はタイ団結国家建設党の発足集会で、同党に参加すると正式に表明。1万人の支持者を前に「多くのことを継続する必要がある。国が前進するためにさらに多くのことを行う必要がある」と強調し、「わたしがここにいるのは権力を望んでいるからではなく、タイが前進し続けなければならないからだ」と語った。
プラユット氏は2014年に軍事クーデターを主導して暫定首相に就任した。憲法では任期が残り2年に制限されているものの、先月にはそれよりも長く現職にとどまる用意があると述べている。