[リマ/フリアカ 9日 ロイター] - ペルー南部フリアカの保健当局は9日、拘束されているカスティジョ前大統領の釈放や総選挙の早期実施を求めて抗議するデモ隊が治安部隊と衝突し、少なくとも12人が死亡したと明らかにした。
死者には10代の若者2人が含まれているという。
カスティジョ氏は昨年12月初旬に議会を不法に解散させようとした直後に罷免、拘束された。これに対する市民の抗議が始まって以来、治安当局との衝突による死者は34人に達した。
カステイジョ氏は反逆容疑で1年6月の予備的拘束を命じられている。同氏は容疑を否定している。
抗議参加者は早期の選挙実施とカスティジョ氏の釈放のほかに、ボルアルテ大統領の辞任、議会の閉鎖、憲法の改正を要求している。
ボルアルテ氏は9日の会議で、抗議参加者の主要な要求のうち自分ができることは選挙の前倒しだけで、既にそのように提案したと指摘した。