[10日 ロイター] - ドイツのベーアボック外相は10日、ロシア国境に近いウクライナ東部ハリコフを電撃訪問し、ロシアの侵攻に苦しむウクライナ市民への支援と結束を表明した。さらに、追加武器供与を約束したほか、ウクライナの欧州連合(EU)加盟を支援する「具体的な提案」を行う考えを示した。
ベーアボック氏はウクライナのクレバ外相との会談前に発表した声明で、ロシアの侵攻と厳しい冬の寒さの中で暮らすウクライナの人々に対するドイツの連帯を表明した。
ドイツは先週、ウクライナへの軍事支援強化に向けて歩兵戦闘車「マルダー」の供与を表明したが、ベーアボック氏は武器増強を表明した。ただ、詳細は明らかにしなかった。
ウクライナのEU加盟に関しては「ドイツ政府として、ウクライナに対する法の支配や汚職撲滅など、EU基準に沿うように前進させる具体的な提案をしたい」と述べ、加盟に向けて後押しする考えを示した。