[ムンバイ 11日 ロイター] - 世界銀行はインド経済の最新見通しで、同国の2024年度(24年3月終了)の経済成長率が23年度に見込まれる6.9%から6.6%に減速するとの予想を示した。
世銀は「世界経済の減速と不確実性の高まりが輸出と投資の伸びを圧迫する」と指摘。ただ、インフラ支出の拡大とビジネス支援措置が民間投資を呼び込み、製造能力の拡大を後押しすると説明した。
インドは7つの主要新興国市場・発展途上国中で最も急速な経済成長を遂げるとの見方を示した。
24年度以降の成長率は6%を小幅上回る潜在成長率に向かい低下する可能性が高いとの見方を示した。
南アジア地域の成長率は23年が3.6%、24年が4.6%と予想。パキスタン経済の低成長が同地域全体の成長率に影響すると指摘した。