[ベセスダ(米メリーランド州) 11日 ロイター] - ジル・バイデン米大統領夫人は11日、目の周辺と胸部の皮膚病変を切除する手術を受け、成功した。ホワイトハウスの主治医が明らかにした。
ジル夫人は皮膚がんの定期検診を受け、小さな病変が見つかった。
主治医によると、この日の手術では右目の上の病変が基底細胞がんであることが確認され、がん細胞は全て切除された。
左まぶたにも小さな病変が発見されたため、今後詳しい検査を行うために組織を切除したという。
手術前の診断で発見された胸左側の病変についても、基底細胞がんの可能性が示されたため切除した。その結果、基底細胞がんであることが確認されたという。
主治医は「全てのがん組織は問題なく除去された」と述べた。
主治医によると、基底細胞がんはメラノーマや扁平上皮がんほど移転などの可能性が低い。ただ、規模が拡大する可能性があり、外科手術の課題も増えるという。
夫人の体調は良好で、ホワイトハウスのジャンピエール報道官によると、バイデン大統領が手術に付き添ったという。