[サンパウロ 11日 ロイター] - ブラジルのルラ大統領は11日、公約通りに2025年の国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP30)招致を正式に開始したと発表した。ツイッターへの動画で、アマゾン地域にあるパラ州の州都ベレンを外務省が正式な候補地に指定したと明らかにした。
ルラ氏は昨年11月にエジプトで開催されたCOP27に次期大統領として出席し、気候変動対策に取り組む姿勢への政策転換を言明。COP30の開催地にアマゾンの都市を指定する意向を示していた。
ルラ氏はパラ州のエルデル・バルバリョ知事と共に動画に登場し、「私はエジプトで、ブラジルがCOP30の開催国となり得ると言明した。ビエイラ外相がベレン招致を決定したことを喜んでいる」と述べた。