[23日 ロイター] - 北大西洋条約機構(NATO)加盟国のエストニアとラトビアは、ロシア大使に国外退去を求めた。エストニアは2月7日まで、ラトビアは2月27日までに退去するよう伝えたという。ロシア外務省がエストニアとの外交関係を格下げしたことを受けた。
エストニアのレインサル外相は声明で「ロシアが大規模な攻撃を計画しているため、われわれはウクライナを引き続き支援し、志を同じくする国々にもウクライナへの支援を増やすよう求める」と述べた。
ロシア外務省は23日、エストニアとの外交関係を格下げすると発表。タリンのロシア大使館の規模縮小を要請されたことに対応し、外交関係を臨時代理公使レベルに下げると説明した。
ロシア外務省は「近年、エストニア政権は意図的にロシアとの関係を全面的に破壊してきた。エストニアは完全なロシア恐怖症、わが国に対する敵意を国家政策に醸成した」と指摘し、外交関係の格下げは「エストニア政権には自業自得だ」と述べた。