[25日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は、子どもを含む国民のロシア強制移送問題について、解決方法を見いだすよう国連に要請した。
ウクライナはここ数カ月にわたり、ロシアへの大規模な強制移送報告を非難。移送先はウクライナから数千キロ離れた遠隔地が多い。ロシアは虐待や犯罪の意図があるとの指摘を否定し、避難のための集団移動と説明している。
ゼレンスキー氏はビデオ演説で、25日に行われたグランディ国連難民高等弁務官との会談について「占領者がロシアに強制移送したわが国民について何より重点を置いた」と説明。ロシアの捕虜政策や難民にロシア国籍を取得させる政策に言及し、ジェノサイド(大量虐殺)と表現した。
ウクライナの公式ポータルサイト「チルドレン・オブ・ウォー」によると、26日現在、紛争で死亡した子ども459人、負傷した子ども916人が掲載されている。1万4711人の子どもが強制移送され、126人が帰ってきたという。
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