[ワシントン 30日 ロイター] - 米国防総省は30日、米国とタイが共同議長を務める地域軍事会議にミャンマー軍事政権を招待したと発表した。
ミャンマー国軍はイスラム教徒の少数民族ロヒンギャの民族浄化を巡り非難されている。
バイデン米政権は昨年、ミャンマー国軍のロヒンギャに対する暴力がジェノサイド(民族大量虐殺)と人道に対する罪に当たると正式に認定した。国軍はこれを否定し、ロヒンギャ反政府勢力による攻撃に対する対抗策だとしている。
米国とタイは東南アジア諸国連合(ASEAN)の拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス)の海洋安全保障および関連活動に関する専門家作業部会の共同議長を務めている。
国防総省の報道官によると、出席者はASEAN加盟国によって決定される。
マイナーズ報道官は「米国は国際社会と共にミャンマーにおける軍事クーデターに力強く対応し、政権に対して暴力をやめ、不当に拘束されている全ての人々を解放し、ADMMプラスのフォーラムなどを通じて民主化への道を回復するよう働きかけ続ける」と述べた。