[ワシントン 31日 ロイター] - オースティン米国防長官が今週フィリピンを訪問する際に、米軍による軍事拠点へのアクセス拡大で合意する見通し。フィリピン高官が31日に明らかにした。
米国は中国の台湾に対する動きをけん制するためフィリピンで安全保障上の選択肢を増やすことを望んでいる。南シナ海で領有権問題を抱えるフィリピンも防衛力を強化したい考え。
2014年に両国が結んだ「防衛協力強化協定(EDCA)」に基づき、米軍はフィリピンの軍事拠点にアクセスできるが、アクセスできる拠点を増やすことを提案している。
フィリピン政府当局者は、アクセスできる軍事拠点を4つか5つ増やそうとする動きがあり、何らかの発表があることは間違いないと述べた。