[ニコシア 5日 ロイター] - 地中海の島国キプロスで5日、大統領選が行われ、無所属のクリストドゥリデス前外相と右派候補の外交官マブロイアニス氏の上位2人が12日の決選投票へ進むことになった。
得票率はクリプトドゥリデス氏が32%、マブロイアニス氏が29.6%。
マブロイアニス氏は事前の世論調査では3位と予想されていたが、左派の労働人民進歩党(AKEL)の支持を背景に、選挙戦終盤の過去1カ月で支持層を広げた。
現職アナスタシアディス大統領が支持する右派の与党、民主運動党(DISY)の候補は3位だった。
今回の大統領選はアナスタシアディス大統領の任期満了に伴い行われた。
キプロスは1974年に南北に分断。次期大統領はキプロスの再統合、移民問題、労働問題に加え、汚職により低下した国家イメージの修復などに取り組む必要がある。