[台北 6日 ロイター] - 台湾最大野党の国民党は6日、夏立言副主席が今週中国を訪問し、台湾政策を担当する中国国務院台湾事務弁公室の宋濤主任と会談すると発表した。
夏氏は8日に中国に向かう。両氏の会談は台中関係が緊張している現在の状況下ではまれなハイレベルの対話となる。
国民党は夏氏と代表団が「平等と尊厳に基づいて交流と対話を行う」と説明。
また「台湾海峡の安全に対する台湾市民の懸念と地域の平和と安定への期待を反映させる」とした。
国民党は伝統的に中国との緊密な関係を重視しているが、親中派との見方は強く否定している。台湾事務弁公室は夏氏の訪問を歓迎すると表明した。
夏氏は昨年8月に中国を訪問。ペロシ米下院議長訪台への対抗措置として中国が台湾周辺で大規模な軍事演習を行った直後で、政権から批判を浴びた。
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