[シドニー 6日 ロイター] - オーストラリアのファレル貿易相は6日、中国の王文濤商務相と近く北京で会談することで合意したと明らかにした。
両国は2019年以来となる通商担当相の会談をオンラインで実施した。ファレル氏は終了後に「われわれの会談は豪中関係の安定化における新たな重要な一歩になる」と述べた。
この日の会談については「中国の消費者が質の高い豪製品の恩恵を引き続き享受できるよう豪輸出業者にとって制限のない貿易を再開する必要性など、貿易や投資に関するさまざまな問題を協議した」とした。
豪貿易省の声明によると、両氏は時宜を得た全面的な貿易再開に向けた道筋として、当局者間などあらゆるレベルで対話を強化することで一致した。
気候変動対策や企業代表団の派遣促進などさらなる協力分野を模索することでも合意したという。
中国は2年以上にわたり豪州産の大麦や石炭、ワインなどの輸入を停止していたが、両国が外交関係の改善に取り組む中、豪州産石炭の輸入禁止を数週間前に緩和した。