[シドニー 7日 ロイター] - 南太平洋のソロモン諸島で最も人口が多いマライタ州のダニエル・スイダニ首相が7日、州議会での不信任投票を受けて失職した。スイダニ氏は中国に批判的なことで知られていた。オーストラリア放送協会(ABC)が伝えた。
スイダニ氏は昨年4月に締結された中国との安全保障協定をはじめ、同国とソロモン諸島の関係深化を長年にわたって批判。州内では中国企業を禁止し、米国からの開発援助を受け入れていた。
またマライタの住民は、2019年にソロモン諸島政府が台湾と断交して中国との国交樹立を決めたことに反対した。