[ソウル 8日 ロイター] - 北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記は7日、朝鮮人民軍創建75年を記念する軍の宴会に出席し、兵士らをたたえるとともに軍の強化を呼びかけた。記念日に当たる8日に国営メディアが伝えた。
8日には最新兵器を披露する軍事パレードが行われる可能性がある。
国営メディアによると、金氏は宴会に妻と娘を同伴し出席。演説で「軍隊の強化と発展のため、われわれ全員が努力を倍加し、社会主義祖国の豊かな発展に向け一層取り組もうではないか」と呼びかけた。
前日には軍事演習を拡大するとともに戦争準備態勢を強化する方針を表明していた。
朝鮮中央通信(KCNA)は別の報道で、昨年実施された大規模軍事演習での金氏の指導力に言及。11月の米国と同盟国の史上最大規模の空軍合同演習に強い打撃を与えたと指摘した。
国際アナリストによると、民間の衛星画像からは大規模な軍事パレードに向けて訓練する軍の様子が数カ月前から確認されている。
過去4回のパレードは日没後に行われた。
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