[ワシントン 9日 ロイター] - トランプ前米大統領による機密文書持ち出しと2020年大統領選の結果を覆す試みの2つの疑惑を巡る捜査で、前政権で副大統領を務めたペンス氏と国家安全保障担当の大統領補佐官だったロバート・オブライエン氏に対して特別検察官が召喚状を出した。米メディアが9日に伝えた。
ABCニュースは関係筋の話として、特別検察官のジャック・スミス氏がペンス氏に召喚状を出したと報じたが、要求の内容は不明とした。
CNNによると、オブライエン氏は検察による情報の求めに対し、大統領特権で一部に応じる必要がないと主張しているという。
また、トランプ政権時代のチャド・ウォルフ国土安全保障長官代行が20年大統領選干渉疑惑に関する特別検察官の捜査の一環で、司法省の弁護士からこのほど聞き取り調査を受けたと報じられている。
スミス氏は昨年11月に特別検察官に任命された。