[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツ首都ベルリン(州と同格)で12日、やり直しとなる市議会選挙が実施され、保守系のキリスト教民主同盟(CDU)が明確な第1党となる見通しだ。ショルツ首相の社会民主党(SPD)にとって打撃となる。
裁判所が2021年に行われた選挙を運営に問題があったため無効としていた。
放送局ZDFの出口調査によると、CDUの得票率は28%で、21年の選挙よりも10%ポイント高くなっている。長らくベルリンを統治してきたSPDの得票率は18.2%で、緑の党、左派党はそれぞれ18.2%、12.8%だった。
CDUは「ベルリンは変化を選んだ」とし、緑の党およびSPDの両党に対して連立に向けた予備的協議を要請した。
ベルリンの左派系市長、フランツィスカ・ギファイ氏は選挙の敗北を認めつつ、CDUが市政を担うには依然として安定した多数派が必要だと述べた。
緑の党はSPDと左派党との連立継続を希望していると表明した。
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