[シドニー 14日 ロイター] - オーストラリア政府は14日、政治家や学者、地域社会の指導者を標的とした外国からの干渉に対処する取り組みを強化すると表明した。
オニール内相は講演で、外国からの干渉は豪州の民主主義に対する脅威だとし、オーストラリアは「非常に重大な地政学的課題」に直面していると述べた。
外国政府は政治家を取り込もうとしたり、デモ参加者を撮影したり、大学での議論に密かに影響を与えたりしていると指摘。イランによるイラン系オーストラリア人の監視を豪情報機関がやめさせた例を挙げた上で、「外国からの干渉は一国からだけではない」と語った。
中国には言及しなかった。
同相は外国からの干渉をオーストラリアは容認せず、対策をさらに強化すると述べた。