[北京 14日 ロイター] - 中国外務省の汪文斌報道官は14日、2022年5月以降に米国が高高度気球を10回以上飛ばし、それらが中国および他国の領空に飛来したと指摘した。
汪報道官は、高高度気球が「世界中を飛び回り、少なくとも10回、中国と他国の領空に不法に侵入した」と指摘。「米国は徹底的な調査を行い、中国に説明すべきだ」と述べた。
米国の気球が飛来した中国以外の国の名前や、中国のどの地域に飛来したかは明らかにしなかった。領空侵入を示す写真などの証拠も示さなかった。
汪報道官は、13日の会見でも昨年初め以降、米国の高度気球が許可なく中国領空に10回余り飛来したと述べている。