[ロンドン 15日 ロイター] - 英領北アイルランドの親英派の最大政党、民主統一党(DUP)のドナルドソン党首は15日、「北アイルランド議定書」を巡る英国と欧州連合(EU)の対立が解決に近づいているとの憶測について「先走っている」と述べた。
複数のメディアは英国のEU離脱(ブレグジット)後の北アイルランドの貿易規則を巡る双方の対立を解消するための新たな取り決めが数週間以内に発表される見通しと報じている。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、スナク首相は今週末にドイツでEU首脳とこの件で協議する予定。
一方、ドナルドソン党首は議定書について質問された際「憶測は少し先走っていると思う」とコメント。DUPのサミー・ウィルソン議員もスナク氏がEU側とまとめているとされる案の詳細を党として確認していないと述べた。