[モスクワ 21日 ロイター] - ベラルーシ国防省は21日、国境付近にウクライナ軍の大規模部隊が集結しており、安全保障上の脅威になっていると表明した。
同省はメッセージアプリ「テレグラム」で「現在、ウクライナ軍の大規模部隊がベラルーシとウクライナの国境のすぐそばに集結している」とし「武力による挑発の可能性が長期にわたって高まっており、国境を巡る紛争に発展する可能性がある」とした。
「適切に対応するための措置」を取るが、抑制して行動するとの方針を示した。
ロイターは現時点で国境付近の状況を確認できていない。
ベラルーシは1年前、自国の領土からロシア軍がウクライナに侵攻することを認め、ルカシェンコ大統領は先週、再びそうする用意があると述べた。
ウクライナはベラルーシの参戦を警戒しており、北部防衛のための部隊配置を余儀なくされている。
ルカシェンコ氏はウクライナから攻撃された場合のみ参戦するとの立場を取っている。