[台北 24日 ロイター] - 台湾の邱国正国防部長(国防相)は24日、中国軍はロシアのウクライナ侵攻から、台湾に攻撃を仕掛けるなら迅速でなければ成功しないと教訓を得ているはずだが、台湾海峡が妨げになるとの見解を示した。
「ロシアとウクライナの戦争は(中国軍に)大きな教訓をもたらした。(中国軍は)間違いなくスピードを求めるだろう」と記者団に語った。
ただ、中国軍が迅速な攻撃を計画しても、中台を隔てる台湾海峡を横断しなければならないため、台湾を急襲して制圧するのは困難なはずだと述べた。「1週間や2週間では不可能」とした。
中国は台湾周辺で巡視などの活動を頻繁に行っている。
邱氏は「すでに述べた通り、銃声が聞こえればわれわれは最後までやり通す。しかし、絶対に挑発はしない」と強調した。