[キーウ 27日 ロイター] - ウクライナのシリスキー陸軍司令官は東部の激戦地バフムトを訪れた。ロシア軍の猛攻に抵抗する兵士の士気を高め、戦略について協議することが目的。
陸軍は同氏が現地の指揮官から報告を受け、問題に対処するための指示を出し、兵士を激励したとメッセージアプリ「テレグラム」に投稿した。
ウクライナ軍は先週末、バフムトの北に位置するヤヒドネ村周辺で反撃を開始しロシア軍を撃退した。ロシアの民間軍事会社ワグネルはこれに先立ち、バフムト郊外のベルホフカ村を制圧したと表明していた。
ロシア国防省は26日、ヤヒドネを含む地域でウクライナの「破壊工作・偵察グループ」を壊滅させたと主張した。ロシアの国営タス通信はウクライナ軍がバフムトの北にあるダムを爆破したと報じた。
ウクライナの軍事アナリスト、オレグ・ジュダノフ氏はSNS(ネット交流サービス)の動画で「ロシアは27日から3方面から攻撃を始める可能性がある」と述べた。