[28日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は、プーチン大統領が21日に履行停止を発表した米国との新戦略兵器削減条約(新START)について、米国がロシアの立場に耳を傾けるまで参加を再開しない考えを示した。28日のロシア紙イズベスチヤに掲載されたインタビューで述べた。
ペスコフ氏は、米国が主導する「西側集団」のロシアに対する態度を変える必要があるとし「ある国の安全保障を別の国の安全保障を犠牲にして確保することはできない」と述べた。
中国がウクライナ情勢を巡り段階的な緊張緩和での合意を双方に呼びかけ、核兵器の使用をけん制する和平案を示したことについては、中国の意見に耳を傾けるべきだが、提案のニュアンスが重要だと述べた。