[28日 ロイター] - カナダ政府は28日、自由で公正な投票を危うくする外国勢力の介入は2021年の総選挙では行われなかったことが独立調査の結果明らかになったと発表した。
現地紙グローブ・アンド・メールはカナダ安全情報局(CSIS)の資料を引用し、21年の選挙でカナダの民主主義を混乱させる高度な戦略を中国が用いたと今月報じていた。
しかし政府は調査結果を受けて「選挙の期間中にカナダの自由で公正な選挙を行う能力を脅かす外国の介入は発見されなかった」とする声明を発表した。
ただ調査報告書は、外国勢力による介入の試みを国家安全保障機関が確認したと指摘した。選挙に影響を及ぼすものではなかったという。
政府声明では、どの国が選挙に介入しようとしているのかは言及していない。