[ニューデリー 2日 ロイター] - インドのモディ首相は2日、20カ国・地域(G20)外相会合の討議に先立ち放映されたビデオメッセージで、見解の相違のある問題でも一致点を探るよう呼びかけた。
会合ではウクライナ戦争が主要議題になるとみられている。
首相は「世界が深く分断する中で会議が行われている」とし「共に解決できない問題が、解決できる問題を妨害することがあってはならない」と述べた。
議長国インドは、ウクライナ戦争を巡り、ロシアへの批判を避けており、外交的な解決を求めている。
オランダのフックストラ外相は、会合の合間に記者団に対し、ウクライナ戦争の責任は唯一ロシアにあり、制裁を継続する必要があると発言。
フランスのコロナ外相も、G20では「地球上のほぼ全ての国への悪影響」についてロシアに責任を取らせる必要があるとし「最も弱い人々がロシアの戦争で苦しんでおり、そうした人々を守る解決策を打ち出す必要がある」と述べた。